独立してフリーランスになった人の中には、フリーランスのままで活動を続けるか、法人成りして会社を設立するかで悩む人もいるのではないでしょうか。フリーランスから法人成りするタイミングとしては、売上が800万円頃からが目安だと言われています。そこで、この記事では法人成りした場合のメリットを2つ、紹介しましょう。
まず、メリットの1つ目に挙げられるのが、節税効果が期待できることです。給与所得控除だったり、法人成りしてから2年の間は消費税免税が受けられたり、赤字を9年繰り越せたりとさまざまあります。また、自分や家族への給与、生命保険、退職金など経費で落とせる幅も広がるため、より節税効果を実感できるでしょう。
そして、社会的な信用を得られることもメリットとして挙げられます。フリーランスでも、開業届を出して屋号を決めることで信用を得られる可能性はありますが、それでも法人成りで得られる信用より度合いは低いです。そうした実態から、契約や取引が有利に働くのはもちろん、金融機関からの融資を受けやすく、資金調達も容易になります。
法人成りのメリットばかりに目が行ってしまいますが、デメリットがないわけでもありません。法人成りにかかる多くのコスト、赤字になっても支払い義務がある法人住民税、社会保険の加入といったように、フリーランスとは異なるデメリットが存在します。自分の売上、そしてメリットとデメリットを鑑みて、法人成りするかどうかを決めることが大切です。
参考サイト:【フリーランスに贈る会社設立マニュアル】